こんにちは。
岐阜市近郊を中心に、注文住宅、提案型分譲住宅を展開しています六原建設です。
今回のコラムは、家の環境性能について書きたいと思います。
環境性能とは?
聞きなれない言葉ですが、家の性能を5つに分け各々に名前がついています。
1、認定長期優良住宅
2、認定低炭素住宅
3、ZEH
4、省エネ基準適合住宅
5、その他の住宅
このように書くと聞いた事のある方も多いと思います。
それぞれに簡単に説明していきます。
認定長期優良住宅
この住宅は、長年にわたり家を維持管理し、何十年後も良質な住宅を残すために制定された基準の住宅になります。
日本は家に対する資産価値が低く、30年くらいで資産価値は0になり、取り壊し新築にする事が常習化していました。逆に海外では何百年も前に建てた家が現存し子孫に残す国もありますし、国によっては古い方が資産価値が高い家もあります。
長期優良住宅は、耐震性や省エネルギー性、劣化対策や維持管理のしやすさ等、認定を受けるためいくつかの項目をクリアしなければいけません。
認定低炭素住宅
この住宅は、二酸化炭素の排出を抑えるための対策が取られ、環境に配慮した
家になります。
生活するうえで、二酸化炭素の排出、エネルギーを使う事は免れません。例えば、電気を使う、水道を使うなどはエネルギーを消費し二酸化炭素を排出しています。その排出を抑えるために、家の外皮性能や断熱性能を向上させ、エアコンのエネルギー消費を抑えたり、LED照明にして電気消費を抑えたり、節水タイプの水栓を使用し使用量を抑えた住宅を低炭素住宅を言います。
建築前の設計段階で基準をクリアし、使用する設備や物も基準に沿った物を使用しなければいけません。
※10月から太陽光発電などの設置も義務付けられました
ZEH(ゼロエネルギーハウス)
この住宅は、家自体でエネルギーを作り、家での生活に必要なエネルギーとを相殺してゼロ以下にすると言う住宅になります。
例えば、家での消費するエネルギーを太陽光発電などで作り、年間を通して実質的にゼロにすると言う事です。
消費するエネルギーを大幅に削減しなければいけなく、家の性能(断熱性能や設備の効率化)を高める必要があります。
「断熱性能」、「省エネ性能」、「創エネ」の3つの基準をクリアしなければいけない住宅です。
性能を高めるために、一般の家よりも割高になってきます。
省エネ基準適合住宅
この住宅は、現行の省エネ基準「断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上の性能を有する住宅」に適合している住宅になります。
設計時にエネルギー消費量を計算し、その証明書が所定の機関から発行された証明書がある住宅になります。
国としては家の性能を高めていきたいので、この基準以上の家を建築するように促しています。
※10月に住宅ローン減税のガイドラインが発表されましたが、そのガイドラインでは今後省エネ基準適合住宅以上の住宅でないと、控除が少ないもしくは受けられないようになってきています
その他の住宅
その他の住宅とは、上記の認定を取っていない住宅を言います。
中古の住宅であると、上記の基準をクリア出来ていなかったりする場合が多くありますが、現状の新築ではほぼ無いと思われます。
一体、どの環境性能が良いのか?
いくつか環境性能があるので、この疑問にぶつかると思います。
これは、各建築会社さんの考え方とお施主様の考え方によって変わると思いますので、一概にはこれが良い!とは言えません。
認定を取得する事でメリットも生まれてきますし、デメリットとなる部分もあるでしょう。
ただ、環境に配慮し、住みやすい性能の高い家(価値のある家)は、当たり前になるように思います。
国はその方向に進むように政策を打ち出しています。
家を建てる前、買う前には、この辺りも十分に検討する事は大切になってきます。
今後の家造り
今までは、どんどん家を建てて、30年~ほどで古くなり価値が無くなり、建て替えを余儀なくされる家がほとんどでした。
しかし、現代の考え方は家にも省エネを取り入れ、家に価値を持たせ、長く健康に暮らせる性能の良い家造りをする事です。
性能を良くする事は良い事ですが、それにはお金がかかる事もありますし、間取りや設計に制限がかかる事もあります。
技術の発展でいろいろな商品が出てきますが、メリットデメリットを理解し、
ライフスタイルにあった家造りをしていきましょう。
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