こんにちは。
岐阜市近郊を中心に、注文住宅、提案型分譲住宅を展開しています六原建設です。
住宅を購入する時に、ほとんどの方が住宅ローンを組みます。
住宅ローンは、様々な商品があり、金利も様々です。
今日は金利のお話をします。
金利とは?
銀行からお金を借りる際に、タダでは借りる事は出来ません。借りた金額よりも多く返済します。その差額が金利になり、銀行はその差額が利益になります。
住宅ローンでは、変動金利、固定金利、長期固定金利が商品としてあります。
①変動金利とは、6カ月ごとに金利の見直しがあり、金利が流動的に変動をする事をいいます。
日本の変動金利はずっと低い利率を維持しており、最近まではほとんどの方が変動金利を利用している印象です。
➁固定金利とは、3年、5年、10年と金利を固定して、決めた年数の間は同じ金額を支払い続けます。
こちらも低い金利を維持しておりますが、変動金利より少し高い金利になります。決めた年数が固定されるので、安心を買うと言ったイメージです。
③長期固定金利とは、よく言うフラット35のように、借入期間中はずっと金利を固定して、月々の支払いが変わらない商品になります。
他の商品よりも高い金利になりますが、ずっと変わらない安心感は良いと思います。
商品の違い(メリット、デメリット)
これは、お客様のライフスタイルや考え方によって変わりますので、これが良い!と言った事はなかなか言えません。どの商品にもメリットとデメリットがあります。
では、どのようなメリットとデメリットがあるのか。
変動金利のメリットは、なんといっても低い利率です。今では0.3%台の利率を提示している機関もあります。金利は低ければ低いほど支払いの額が減ります。また余分に支払う額も少ないと言う事です。
では、デメリットは何か?
半年に1回の見直しが行われ、もし金利が上昇した場合は、支払う額が増える可能性があります。(逆に下がる可能性もありますが)
もし仮に、0.5%だった金利が1%になったら…0.5%でも借入額によっては月々の支払いは結構増えます。
急に支払額が増えると困るので、5年ルール、1.25倍ルールと言うものがあります。
金利が上昇したら来月から支払額が増えるの?と思うかもしれませんが、返済額の見直しは5年に1度とされています。次の月から急に増える事はありません。
また、もし仮に金利が3倍や4倍になった場合は…と考えますが、見直し後の返済額は、前回の返済額の1.25倍までと決められています。こちらも返済者を守るための措置となっています。
ただ、1つ気づく事があります。
金利が上昇しても、返済額は大幅にアップしないならば、返済総額は変わらない?銀行が損をするのでは?借りてる方は得をする?
ここは注意が必要です。
金利が上昇した分の差額はどこにいくのか?それは、最後の返済を迎えた時にやってきます。仮に金利上昇分の支払い額が300万円だったとします。その300万円が最後に請求されます。
この部分を知らない方は多いので注意が必要です。
次に長期固定金利のメリットです。
こちらは前述の通り、ずっと変わらない金利ですので、10年後20年後に金利が上がっても下がっても返済額に変わりはありません。ずっと変わらないので、ライフスタイルの流れの中で、安心して支払いを続けられるということです。
デメリットは、金利が変動に比べると高い事です。大体ですが、変動と比べると0.5%~1%ほど差が出てきます。
毎月の返済で考えると、結構な金額となります。また、金利が下がったとしても、その恩恵を受けられません。
(近年の低金利よりも下がる事は考えにくいですが…)
今後、金利はどうなるのか?
最近、ニュースでアメリカが利上げをするとの報道が多くありました。
ヨーロッパやオーストラリアも追随して利上げをしています。
景気が良いと利上げを行い、お金を借りにくくして景気を抑制していきます。
逆に景気が悪いと金利を下げて、お金を借りやすくして景気を刺激していきます。
海外は前者、日本は後者が現状です。
では利上げをしているアメリカの住宅ローンの金利は、どれくらいでしょうか?
9月に発表された、30年固定金利の平均が6%を超えています。
日本のフラット35は1.5%前後。
比べると日本の金利はかなり低い水準ではあります。しかしながら、長期固定のフラット35の金利は少しずつではありますが上がってきています。
他国が利上げをしているから、日本も利上げせざるを得ないとの観測から長期の金利は少しずつ上昇傾向にあると思われます。
変動金利は変わらず低いままなので、日本の景気が上向いているとは言えない状況です。
日銀は、ゼロ金利を続けると言っていますが、いつ利上げに踏み切るか分かりません。そうなった時は、住宅ローンの変動金利も動くと思います。
今までは変動金利が人気でしたが、これからは多少の金利の高さも加味して、リスクヘッジで長期固定も増えていくかもしれません。現に長期固定の方も増えているとの統計も出ています。
これから、住宅ローンを組まれる方、購入を検討している方は、金利の事も少し念頭にいれて考えていくと良いでしょう。
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